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年に五回火を入れる登り窯は、窯を温める「あぶり」の段階から薪で火を起こし、一度火を入れると三日三晩、約六十時間の寝ずの番が続きます。
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油で火をつけると温もりも早く作業も楽なのですが、薪で温められ煙を吸った窯により伝市鉢の良さが引き出されます。
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古くから季節を彩る菊鉢や朝顔鉢などを作陶してきましたが、約50年前に山野草の愛好家から専用鉢の制作依頼を受けて以降、クリスマスローズ専用鉢のような特殊な鉢の別注を受けるなど、新たな境地を見出しています。
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植木鉢に特化した窯元は、丹波焼の窯元の中でも随一という自信と誇りが、鉢に最後に押される「伝」の落款に表われています。
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